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米海軍佐世保基地で29日、司令官交代式があり、離任するフランシス・マーティン大佐(48)が別れの、新司令官のチャールズ・ロック大佐(46)が着任のあいさつをした。
在日米海軍司令官のダン・クロイド少将や朝長則男・佐世保市長ら日米の来賓約300人も参加。08年4月から勤務したマーティン大佐は日本語で「佐世保は特別に素晴らしい場所です」と述べた後「ここで過ごした時間は、生涯忘れることのできない宝物になった」とあいさつした。離任後、海軍基地管理司令部(ワシントンDC)の作戦部長に就く。
一方、ロック氏の前任地は米統合参謀本部戦略計画・政策部(同)。「佐世保の皆様と緊密な信頼と互いに尊敬しあえる関係を築き、関心事に協力し合いながら取り組みたい」と話した。
〔長崎版〕
7月30日朝刊
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◇県美術館アートボランティア、「みなとまつり」できょうから販売
展覧会告知に使い終わった垂れ幕(バナー)をチャリティーに生かそうと、県美術館(長崎市出島町)のアートボランティアらがバナーを裁断してバッグを作り、30、31日に長崎水辺の森公園などである「ながさきみなとまつり」で販売する。売り上げの全額を東日本大震災の義援金に寄付する。展覧会名がさりげなく表れた色とりどりのバッグが人気を呼びそうだ。
バナーはメッシュ地で、屋外広告やテントに使用されるビニール系の素材で、耐久性・通気性に優れる。県美術館は展覧会告知でロビーなどの天井から下げて使用。これまでは傷んでいなくても会期後に廃棄され「もったいない」との声が上がっていた。
5月末から、アートボランティアのメンバーらがここ数年の企画展バナー(最大幅1・8メートル、長さ9メートル)を裁断し、蛍光色の糸でステッチしたり、レースをつけたりしてカラフルなバッグ約180個を仕上げた。同市江戸町のボランティア、中村悦子さん(63)は「意図しないところに文字や絵が表れて、個性的なバッグ。ポケットを付けるなど、作る方もアイデアがあふれてきます」とミシンを走らせていた。価格は300円〜。【蒲原明佳】
〔長崎版〕
7月30日朝刊
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前執行部による使途不明金支出で損害を受けたとして、島原市の有明漁協(松本正明組合長、組合員170人)が前組合長ら4人を相手取り、75万円の損害賠償を求めて29日、島原簡裁に提訴した。
訴状によると、荒木博美・前組合長ら前正副組合長ら4人は08〜10年度に、カニなどの水産物を買い上げて関係者らに贈ったように装い、それぞれの名前で漁場管理費や雑費名目で架空の領収書を発行し20件計75万3000円の使途不明金を支出したとされる。松本組合長は「組合に架空の取引で損害を与えたことを明らかにしたい」と話した。
一方、荒木前組合長は「贈り先は言えないが不明金は一切ない。こちらも法的手段で対抗する」と全面的に争う構えを見せた。【古賀亮至、柳瀬成一郎】
〔長崎版〕
7月30日朝刊
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◇思い出を「ありがとう」
31日で157年の歴史に幕を下ろす長崎大丸(長崎市)。前身の「岡政」時代から37年間勤務し、長崎大水害や岡政閉店を経験してきた山田美鈴さん(55)も「ありがとう」の思いを込め、思い出深い職場に立つ。【蒲原明佳】
「ありがとうございます」のお辞儀の角度は15度、「申し訳ございません」は45度。手元が見られる仕事だから、はがれかけのマニキュアはだめ。靴はいつもピカピカに。岡政が長崎大丸に生まれ変わった時から、新入社員に伝えてきた。
山田さんは長崎市内で生まれ育ち、高校卒業後に岡政へ入社。「あそこに行けば何かに出合える」とあこがれた。ドレスに合う靴やバッグもコーディネートして「パーティーで評判だった」とうれしそうな買い物客の笑顔にやりがいを感じた。
長崎大水害が起きた82年7月は26歳。仕事の後、喫茶店で当時はやっていたインベーダーゲームに夢中だった。ふと外に出た時、中島川が氾濫し、泥水が押し寄せてきた。アーケード2階の美容室から投げられた縄ばしごにつかまった。
翌朝に見た職場は、まるで色がなかった。地下食品売り場は完全に水没。1階の靴や財布、化粧品は泥にまみれて何が何だか分からないまま麻袋に詰めて運び、時津町の川で洗った。
88年の岡政閉店の時、店には「蛍の光」が流れた。買い物客はなかなか店を出ようとしなかった。「こんなこと、もう二度としちゃいけない」。新たな気持ちで新装開店まで大阪・大丸梅田店で接客を学び直した。発声、言葉遣い、立ち方、研修は1カ月続いた。
今年1月、会社から「閉店」を聞いたのは、報道発表の約1時間前。気持ちはすぐに切り替わった。「最後まで悔いのないように。お客様に決して迷惑をかけないように」。「寂しい」と泣き声の常連客から電話があった。母の代から岡政ファン、娘の成人式の着物や結婚式の引き出物も大丸。「中心だったんだな、と。街だけでなくて人々の中でも」
閉店後は福岡天神店で仕事を続ける。長崎を離れて初めて1人暮らしをする。「閉店まで突っ走ってきたのでしみじみする時間はなかったけど“その時”はやっぱり感無量で迎えるのでしょうね」
〔長崎版〕
7月30日朝刊
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